「パッチワークの森づくり」の手法
「パッチワークの森づくり」の特徴
・小規模な整備でとりかかりやすく、成果が見えやすい。
・荒れたスギ・ヒノキ林に広葉樹が入り混じり、多様な生態系が期待される。
・ボランティアの活動の場づくりになる。
15m×15mのスギ・ヒノキ伐採
「パッチワークの森づくり」では、
手入れ遅れのスギ・ヒノキ林を局所的に伐採して穴を開け、
地面に光があたる環境を作ります。
そして、明くなった区画に広葉樹の苗を植えます。
この活動では、15m×15mの方形区をつくり、スギ・ヒノキの樹高と同じ幅の空間を空けています。(群状間伐)
そうすることで、
• 林間の穏やかな照度環境
(ストレス低減、下草伸長抑制)
• モザイク林の育成(風への抵抗、生物多様性の向上)
といった効果を期待しました。
また、小規模な区画であるため、間伐や植樹、育林作業もしやすく、森林ボランティアの活動地としても適しています。
広葉樹を植えよう ―巣植えで省力化―
樹種にもよりますが、広葉樹は図のように巣植え(数本を密植)することで、
お互いが助け合い、競争する環境ができます。
また、半日陰の区画に巣植えすることで、育林管理が省力化されることが期待されます。
今回は15m×15mの方形区内に、上記のような広葉樹苗の配植を5箇所行いました。
実際の活動のようすについては、【活動紹介】のページをご覧ください。