事業概要

「パッチワークの森づくり」の目的

本事業は、企業や市民の協力を募り、台風被害や、手入れ不足により、不健全となった
スギ・ヒノキ林の群状間伐を行い、針葉樹と広葉樹の入り混じる豊かな生態系の森林に
整備することを目的としています。
本事業では、この群状間伐による森づくり活動を、「パッチワークの森づくり」
ネーミングしました。

 

活動の目標

 近年の林業の不振は、スギ・ヒノキ人工林の手入れ不足を招き、そこに襲いかかる強い台風は、多くの風倒木被害をもたらしました。
 特に、平成3年の台風19号をはじめとする被害は、地球温暖化との関連が予測されているだけでなく、管理不足や大規模な一斉造林手法との関係性も指摘されています。

 小規模な森林整備手法(群状間伐)を行うパッチワークの森づくりは、一斉造林されたスギ・ヒノキ林、特に、風倒木被害を受けた場所や、立地的に適さない場所、自然環境や景観に配慮した方が良い場所、また、地主の管理が難しい場所などに、部分的に広葉樹種等を導入することを目標としています。
 この手法は全国的にも事例が少ないため、行政や森林組合、森林所有者の立場では、なかなか取り組むことができません。

 パッチワークの森づくりは、小さな森づくりのメリットを生かし、企業や団体、市民の協力を得ながら、地域と連携し、様々な森づくりのかたち、連携のかたちを目指す活動です。

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