2007年度の森づくり活動

場所の設定

2007年10月~11月にかけて、2エリア6ヶ所の方形区を選定しました。

▼【Aエリア】 立木が傾いた程度の風倒被害地です。
方形区1のようす

▼【Bエリア】 多くの立木が倒れ、大きな風倒被害を受けた林地です。
方形区6のようす

ボランティアによる15m×15m方形区の伐採、玉切り、搬出作業

立木の伐採は、 「プロが教える山仕事講座『チェーンソー伐木編』」を兼ね一部実施しました。 (2008年2月)

伐採のようす1 伐採のようす2

15m×15m方形区への落葉広葉樹種の植樹活動

植樹活動は、コナラ120本(平均苗高104cm)、ヤマザクラ5本(平均苗高132cm)を
参加者13名、スタッフ4名で植樹しました。
朝のオリエンテーション、目的や作業手順、注意事項の説明、準備体操、
そのあとは、2人組をつくり植え付けを行うという流れです。

植樹のようす

植樹位置図
植樹位置は、コナラ5本を約1m四方内に巣植え、
ヤマザクラは中央に1本、
また、林内照度測定用に、竹の棒を挿しました。












伐採、植樹後の環境調査

下の写真は、コナラの苗を植樹2ヵ月後に調査したようすです 。
Aエリアの方形区では、ウサギの食害にあった様子が多く見られ、食害対策の必要があることがわかりました。

コナラ

調査区内外の照度環境を把握し、苗木生長との関係性を検討するために、植樹をした各地点に竹竿を設置し、
竹竿の 上に「光感応フィルム」を貼り、その退色率により積算日射量 を把握しました。
伐採前の積算照度を青線、伐採後を赤線で示しています。
伐採前の照度分布は一様ですが、伐採後は、方形区の北側 が最も高く、南側の立木の影の影響で、
方形区内の積算日射 量は南に下るにつれ徐々に低減する傾向がありました。
今後、下草の伸長と苗木の生長を観察してゆく予定です。照度

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