パッチワークの森づくり FAQ

報告会でのご質問と、それに対するお答え

なぜ、15m×15mの森づくりが必要なのですか?
・針葉樹人工林の森の中に、草地や広葉樹林等の島を作り、生き物や景観の多様性を作るためです。
・昨今、台風被害を受けた森が多く、このまま放置するのではなく、
 比較的手のかからない、豊かな森づくりをするためです。
・森林ボランティアは年に数回しか参加できません。15m四方だと5人/日程度で伐採できます。
 その後の植樹、下草刈りを含め達成感のあるプログラムを作りやすいメリットがあります。
・植樹活動を希望する森林ボランティアは多いですが、植樹できる場所は多くありません。
 群状間伐は新たなフィールドづくりにもなります。
・生き物のための森も必要ですが、一方で、薪・炭や建築用材の生産などを目的とすることもできます。
新たな場所は、どのように選ぶのですか?
地権者と一緒に森の現状や将来像を話し合い、現地で実施場所を選定します。
育てる森、樹木の将来の利用方法等もイメージしながら選ぶことが大切です。
必要であれば、大きな方形区を分割する事もできます。
植樹方法や苗木の種類は?
・今回は、土なしのごぼう苗で巣植えをしましたが、ポット苗の利用や、樹種も日当たり等の立地に応じて
 配植することも望ましいです。
・植え傷みを減らし、より自然に近い森を作るのであれば、近くの芽生えを移植したり、その場に生えている
 有用木に印をつけて、周りの草刈りをして育てることもできます。
苗木の枯死は、ウサギの影響ですか?
・ウサギの食害があっても萌芽する苗はあるため、植え方等の他の影響も考えられます。
・他の地域ではシカによる食害も多く、必要と判断されれば柵等で保護する必要があります。
広葉樹は手間がかからないのですか?
・樹木を育てるには、ツル切り、下草刈りが必要です。目的に応じて、粗放管理を検討できます。
・針葉樹人工林に対する広葉樹のメリットは様々ですが、台風被害の際に広葉樹は幹折れしても、
 切株から芽ぶき、早く森の再生が行われます。
ここが良い森という証明はありますか?
目的に応じて評価する必要があります。認証システム等とは連動していません。
企業はどのような関わり方ができますか?
森の将来像を共有し、提供いただく支援金により1パッチの整備と5年間の管理を行います。
様々な体験活動にご利用できます。詳細は【参加方法】のページをご覧ください。
植樹した樹木は誰のものですか?
樹木は地主さんのものです。参加者のメリットは体験活動や、社会への貢献です。
コーディネイトは誰がするのですか?
全国各地で、行政などの呼びかけにより企業の森づくりが進められています。
本事業は自治体に加え市民団体が動くことで、環境保全、地域振興、産業振興をからめた森づくり、人づくり、地域づくりが期待されます。

掲載していないご質問がある場合

【お問い合わせ】のページに掲載の連絡先へ、お気軽にお問い合わせください。
いただいた内容はこちらのページに掲載させていただくこともございます。

inserted by FC2 system